山口県バス協会
HOMEへ 会員事業者一覧 路線バス案内へ 高速バス案内へ 定期観光バス案内へ 貸切バス事業者一覧へ 賛助会員一覧へ リンク集へ


BCP(事業継続計画)関係



こちらのページではBCPに関する情報や役立つページ、資料を提供していきます。


  BCPとは?  

 企業が自然災害、大火災、テロ攻撃等緊急事態に遭遇した場合において、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために、平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画のことです。

 2018年西日本を西日本を中心に大きな被害が出た「平成30年7月豪雨」、2019年関東地方や東北地方、長野等に甚大な被害が出た「令和元年台風19号」の経験から、BCPの策定が注目を浴びています。

 緊急事態で的確に判断し行動するため、緊急時に行うべき行動や、緊急時に備えて行うべき行動をあらかじめ整理し取り決めておく「BCP(事業継続計画)」を策定しておくことが重要です。
 BCPとは、被災後の事業継続を図っていくための経営戦略です。


  なぜBCPが必要なのか?  

 災害や大きな事故が発生しても、顧客からは平常時と同様な対応を求められるため、事業を続けるためにはいくつもの課題が出てきます。
 人・モノ・資金・情報が足りなくなるという状況の中で、短時間で対応できるようにするためには、あらかじめ何が起こり得るかを考えて、その時行うべきことを計画として定め、実際にその計画が実行できるように訓練を行う等して備えておかなくてはいけません。

★BCPでバス事業者が考えるべきこと
山口県バス協会がBCP策定において何をすべきかを簡単にまとめたレジュメです。

まずは現在の事業継続能力をチェックしてみましょう!
★中小企業庁HP「BCP取組状況チェック」


  BCP策定に役立つツール  

★中国バス協会作成モデルBCP
中国バス協会作成によるBCPに関する様式集です。
※閲覧には会員専用IDとパスワードが必要です。

★中小企業BCP支援ガイドブック
BCPの必要性・効果・策定方法がわかりやすく解説されています。

★中小企業BCP策定運用指針
中小企業の特性や実情に基づいたBCPの策定及び継続的な運用の具体的方法がわかりやすく説明されています。
「入門コース」から「上級コース」まで段階別に用意されています。

★運輸防災マネジメント指針
運輸事業者が防災体制の構築と実践を進める際に参考とすべき考え方をまとめた指針です。
(R2.7策定)

★山口県「中小企業のBCP」
運輸業版(※貨物)BCPモデルが掲載されています

  BCP作成促進セミナー  

 中国運輸局において、2018年7月の豪雨災害を踏まえ、公共交通事業者の災害対応基盤の強化を図ることを目的として、BCPの策定を促進するための「公共交通事業者へのBCP作成促進セミナー」が開催されました。
 「公共交通事業者」には乗合バス事業者だけでなく、貸切バス事業者、特定バス事業者も含まれます。多くの人員を輸送できるバス事業者は、社会に必要な公共財(public good)の一つです。

★「公共交通事業者へのBCP作成促進セミナー(R1.7)」
※当日の資料を確認することができます。

今後このようなセミナーや講習等が開催される場合は、随時会員の皆様へお知らせします。


  「緊急事態」は自然災害だけではない!  

 自然災害だけでなく、インフルエンザ等の感染症の流行やバスジャック等、様々な「緊急事態」が想定されます。あらゆる「緊急事態」に対応できるBCPの策定が重要です。

 新型コロナウイルス 

★厚生労働省「新型コロナウイルス感染症」ページ

 インフルエンザ 

★国土交通省「事業者における新型インフルエンザ事業継続計画策定の手引き」
★国立感染症研究所「インフルエンザ流行レベルマップ」
最新のインフルエンザの流行状況を確認することができます。

 バスジャック 

バスジャックに備え、定期的に対応マニュアルの確認や訓練を行っておきましょう。

 各種対応マニュアル 

日本バス協会の会員専用ページにて、災害時や車両火災時等、様々な事態におけるマニュアルが公開されています。
マニュアル以外にも、各種帳票等役立つ資料が多く掲載されておりますので、ご活用ください。

★日本バス協会会員専用ぺージ(資料集)
※閲覧にはIDとパスワードが必要です。わからない場合はご連絡ください。

  ハザードマップを確認しよう  

「もしも」に備え、ハザードマップ等を確認しておきましょう。

ハザードマップポータルサイト
災害リスク情報等を地図に重ねて表示したり、地域のハザードマップが入手できます

【山口県】
 土砂災害ハザードマップの公表状況
 洪水ハザードマップの公表状況
 高潮浸水想定区域・ハザードマップ
 津波災害警戒区域・ハザードマップ
 土砂災害警戒区域等マップ
 防災やまぐち

【市町】
 ※市町名をクリックすると各市町のハザードマップや各種防災マップに移動します
 下関市   宇部市   山口市   萩 市   防府市   下松市 
 岩国市   光 市   長門市   柳井市   美祢市   周南市
 山陽小野田市    周防大島町   和木町   上関町   田布施町
 平生町   阿武町

夏は台風・大雨等による被害が多く出る時期です

★山口県水位情報★
県内の川の現在の水位が一目でわかります

★ため池ハザードマップ★
豪雨等の際は、川の増水だけでなくため池の状況にも気を付けなければなりません。

【市町ため池ハザードマップ】
下関市 山口市  宇部市  萩市  防府市  下松市  岩国市  長門市
柳井市 美祢市  山陽小野田市   上関町  田布施町 平生町  阿武町


  最新の災害情報をチェックしましょう  

!警戒レベルがわかりやすくなりました!
「避難勧告」が廃止され、「避難指示」に一本化されました
(警戒レベル4「避難指示」で必ず避難!)
★気象庁「防災気象情報と警戒レベルとの対応について」

リアルタイムで変化する新たな情報や今後の予測される情報を的確に把握しましょう
気象庁ホームページ
TOPページに「防災情報」「天気」「キキクル(危険度分布)」「大雨・台風」「地震・火山」があり、項目別に最新情報が確認できます

NHK NEWS WEB(TOP)
NHK NEWS WEB(あなたの天気・防災)


YAHOO!JAPAN
地域を設定しておけば、地域に現在警報等が発令されている際TOPページに表示されます


  南海トラフ地震について知っておきましょう  

南海トラフ地震が発生した場合、山口県は震度4~5強、瀬戸内側に2~5mの津波の発生が想定されています

【基本情報】
南海トラフ地震について(気象庁)
南海トラフ地震で想定される震度や津波の高さ(気象庁)

【備えておきましょう】
南海トラフ地震の多様な発生形態に備えた防災対応検討ガイドラインの概要(内閣府)
「南海トラフ地震臨時情報」が発表されたら!(内閣府)

★災害発生時のマニュアル(宮城県バス協会)
乗客・運行管理者・乗務員ごとに対応がまとめてあります

★【バス】地震など大規模災害発生時の対応(Youtube・グッドラーニング!)
動画でわかりやすく解説されています


  BCPを策定したら  

BCPを策定したら、訓練・演習によりブラッシュアップし、より成熟度を上げていくことが求められます。
運用・見直しを繰り返すことでより精度の高いBCPが完成します。

中小企業庁による認定制度があります
★「事業継続力強化計画」認定制度
中小企業の自然災害等に対する事前対策を促進するための制度です。
認定を受けた中小事業者は、税制措置や金融支援、補助金の加点等の支援策が受けられます。


  参考記事  

★「福島交通のバス操車場、すり鉢地形で急に浸水 台風19号」(日本經濟新聞)

★「台風19号災害 バス100台守った”過去の経験”」(TBS NEWS)※Youtube動画

★「台風19号で交通寸断「陸の孤島」へ高速バスなぜ運行できたのか? 実現の裏側」(エキサイトニュース)